プロが教える「畳の見分け方」
2016.12.02
今回は、畳の見分け方を簡単にご説明します。
写真の畳は、当社のラインナップのなかでも、一番グレードの低いクラスの新品の畳です。
畳の場合、
良い畳をご覧いただくよりも、
悪い畳をご覧いただいたほうが、品質の違いや見分け方を、説明しやすいのです。
写真を、じっくりとご覧いただくと・・・
1)ヘリに近い部分が、白っぽい色のイグサが多くなっています。
2)全体にも、白っぽい色や、赤茶けた色のイグサが、ところどころ混じっています。
3)畳の目のライン(縦ライン)が、ぼんやりしていて、少しゆがんでいる部分もあります。
良い畳とは、この逆ということになります。
1)畳の真ん中も、ヘリの端のほうも、同じような色合い。
・・・それだけ「長く育ったイグサ」だけを使っているということ。
2)全体に、白、赤のイグサが混じらず、色が均一に見える。
・・・長いイグサの中でも、色の良いものを、手間暇かけて、選別しているということ。
3)畳の目のラインが、くっきりして目と目の間の「山」が高く、まっすぐになっている。
・・・畳を織る糸に、太くて丈夫な麻糸を使い、ギュッと織り上げているということ。
畳選びの参考にしてくださいませ。